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LD(学習障害)の特徴

学習障害とは

学習障害は、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論するという6つの基本的な学習スキルのうち、ある特定のスキルだけが極端に出来ないことが特徴です。

脳の中枢神経系に何らかの機能障害があると考えられており、知的に遅れはなく、
視覚障害や聴覚障害、知的障害等なにかしらの障害が学習スキルに困難をもたらしているというわけではありません。

学習障害も自閉症やADHD同様、乳幼児期にも症状は現れますが、学習に関する障害であることから就学以降に気付くことが多いです。

学習障害の3つのタイプ

学習障害は主にディスクレシア、ディスクラフィア、ディスカリキュアの3つのタイプに分けられます。

ディスクレシアは、読むことに困難があります。

欧米では3つのタイプの中で一番割合が多いと言われていますが、日本では音と文字が対応している表音文字であることから少数のようです。

しかし、日本語はひらがな、カタカナ、漢字と様々な文字があるため、「わ」や「ね」、「さ」や「き」の様に、似た形の文字の区別がつかない、

ひらがな・カタカナは読めるが漢字を読むことは難しい、勝って読みや飛ばし読みをしてしまう、

音読み訓読みの使い分けに難しさを抱えている等、欧米とは異なる日本独特の特徴があります。

ディスクラフィアは文字を書くことに困難さを示します。

鏡文字や暗号のような文字を書く、誤字脱字や書き順の不正確さ、マス目があれば書けるが無くなった途端書けなくなる、などです。

ディスカリキュアは算数と推論するスキルに障害があります。

1.2.3と言った簡単な数字や量の順序や概念の理解、+・-などの記号の理解、繰り上げ繰り下げや分数・少数、図形やグラフ、比例関係の理解に難しさが見られます。

まとめ

学習障害は、特に知的に遅れがあるわけではなく、ある特定の学習能力だけが不得意であるため、

ただその教科だけが苦手なのだと判断され、本人の努力不足だと決めつけられてしまうことがあります。

しかし彼らは、一生懸命努力しても読めない、書けない、算数ができないのです。

ADHDの特徴でも述べましたが、周囲の大人がLDについて知識をもたず、

むやみに叱責してしまうと、子ども達の自信を喪失させてしまうことにもなりかねません。

もし、目の前のお子さんが学習で躓いているのなら、学習障害を念頭に置くこと、しかし障害の有無にとらわれるのではなく、

そのお子さんは何が難しいと感じているのかを見極め、そのお子さんに合った学習方法を見つけてあげることが大切です。

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