オムツ外れと心の成長
子どもが成長するにあたって、必要となってくるトイレトレーニング。
よく「うちの子は保育園に通うのにオムツが外れずに困っている」といった声を耳にすることがあります。
皆さんの行う対応は、本当に合っていますか?
オムツ外しとオムツ外れの違い
では、なぜオムツが外れずトイレで排泄が出来ないのでしょうか?
それは「子ども自身の心の成長が追いついていないから」だと言われています。
昔はよく「オムツ外し」といい、大人の都合で時期をみてオムツを外そうとする習慣がありました。
しかし、最近の教育本などではオムツ外しではなく「オムツ外れ」という言葉をよく目にする事があります。
「オムツ外れ」の大事なポイントはズバリ…「子ども自身の気持ち」です。
オムツ外れと心の成長
子どもは一定の時期を過ぎると自然と自我が芽生え、大人の行動や周りの人間の動きを見ながら「自分もこんな風になりたい」といった感情が芽生えてきます。
「お友達がパンツをはいているから、自分もパンツをはきたい!」「好きなキャラクターのパンツをはいてみたい!」等といった子ども自身の心の成長が見られる時がチャンスです。
子ども自身に「オムツを卒業しよう」という意欲が現れた時、子ども自身からオムツを外そうとするようになります。
ここで大事なのは「その意欲をサポートし、大いに認めてあげる事」です。
トレーニング中は意欲に反して失敗することも多いですが、成長の中で失敗することは当たり前ですし、もちろん個人差も生じてきます。
ですが、子どもというのは大人の知らない間に自然と成長するものなのです。
そのため、トイレトレーニングをする際は子どもと一緒に成長する「オムツ外れ」を意識してゆっくりとトイレトレーニングをしてもらえればと思います。