子どもの「心のSOS」
子供たちも日常生活でストレスを抱えることが多くあります。
ストレスがある限度を超えてしまうと、行動となって出てきたり心身症の症状になったりしてきます。
これが「心のSOS」です。
具体的にどのような症状なのでしょう。
【行動面】
・いつもより甘えてくる
・いつもよりおしゃべりになる
・よく泣く
・カッとして暴れる
・母親と離れられない、学校に行き渋る
・自分を否定するような発言をする
【感情面】
・イライラしやすくなる
・怒りっぽくなる
・落ち込みすくなる
・感情の起伏が激しくなる<
【身体面】
・寝付きが悪い、起きられない
・元気がない
・体がだるい
・食欲がない
・チックが見られる
このようなサインが出てきたら、何か理由があるはずだと考えます。
ストレスによる症状は、病院に行っても特に異常がないと言われることも多く、しばらく放っておいたら治ってしまう場合も多いです。
しかし、それは決して治ったのではなく、あきらめているのです。
「どうせ誰も分かってくれない…」と。
あきらめた子どもは、そのままずっと一生を過ごすという訳にはいかず、思春期になってもっと大きな問題が出てきたりします。
自傷行為を繰り返したり、いつも人に当たったり。
子どものSOSに気づいたらまず声をかけ、そして話を聞いてあげましょう。
早期発見、早期の対処は心の場合にも大切なことです。
症状の背景にある子どもたちの気持ちをまず考える必要があることを、知っていただければと思います。