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放ナビコラム

子どもの難聴について

子どもが音や言葉に対して反応が良くないかな?と気づいた時どうすればいいでしょうか。

最近は、難聴を早く見つける事を目的に、生後すぐ聴こえを調べる「新生児聴覚スクリーニング」と呼ばれる簡易検査を行う医療機関も増えています。
ただ、この時期の検査の正確性はまだ十分ではなく、その後の精密検査で正常と判断される事もあります。
状況を見て経過観察が必要な場合は、継続して検査を受ける必要があります。

赤ちゃんは音や声が聞こえていなくても自ら声を発したり、周りの人の表情や身振りに反応したりするので、難聴があっても気づかない事もあります。

乳児検診では顔の近くで声をかけたり、ガラガラのおもちゃを鳴らすと音のなる方に顔を見て動かすかチェックします。
自宅でもテレビの音や突然救急車の音が聞こえたりした時、音に対してどのくらい反応しているのかチェックできます。

難聴と診断されたら

医療機関の耳鼻科補聴器外来を受診し、耳の状態を検査し聴力検査を行います。
難聴の状態により補聴器をつけたり人工内耳の手術が必要な事があります。

補聴器をつければ音が聞こえ、すぐに話せる様になるわけではありません。

医療機関と聴覚特別支援学校が連携しているので、3歳からは幼稚部に入園して言語療法を受けたり
(0歳から2歳児でも乳幼児教育相談という形で週1回から通園する事が出来ます。)

地域の学校へ通っている小・中・高生でも教育相談という形で定期的に通うことができます。
その中で手話やタブレットのアプリを使ってのコミュニケーション方法を学んだり、補聴器のメンテナンスや不具合がないか調べてもらう事が出来ます。
高校を卒業しても通う事ができます。

聴覚特別支援学校では、学校の先生方も聴力検査をすることができます。
補聴器のメーカーの業者の方が月2回ほど定期的に来られているので故障の時も代用品を貸してもらえるので安心です。

知的に遅れがある場合、聴こえたらボタンを押す、という一連の流れを理解し慣れるまで聴力検査の結果が不安定になる場合があります。
しかし、繰り返し行う事で検査に慣れ方法を学び、聴力の結果が安定してきます。

もし、お子様の聴力に不安がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

補聴器購入費は公的な助成対象となる事がありますし、難聴の程度によっては様々な福祉サービスを利用する事も出来ます。
まずは、お住まいの市区町村の福祉課に問い合わせてみましょう。

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