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特別支援学校とは

前回「通常学級と特別支援学級」というコラムを出させて頂いたのですが、今回は特別支援学校についてお話したいと思います。

まず、特別支援学校とは障がい(知的障害・視覚障害・聴覚障害・肢体不自由・病弱)のあるお子さまが通う学校で、幼稚園~高等学校に準じた教育を受けることと、学習上や生活上の困難を克服し自立が図られることを、目的とした学校です。
学校教育法の改正に伴い 2007年に、盲学校・聾学校・養護学校を一本化して創設されました。

費用面では、公立学校であれば、義務教育期間中の授業料は必要ありませんが、経費としては通常の学校と同じように、教材費や給食費、PTA会費などが発生します。さらに特別支援学校の場合は遠くへ通うケースもあるため、交通費がかかることもあります。

ただし、これらの経費は家庭の経済状況に応じて国から補助を受けることができます。「特別支援教育就学奨励費」といい、国が定める障害の程度(学校教育法施行令第22条の3)に該当している児童生徒を対象とした制度です。

補助の対象となるのは、通学費・給食費・教科書費・学用品費・修学旅行費などで、多くの場合は負担した経費のすべてを就学奨励費でまかなうことができるようです。

特別支援学校では、子どもたち一人一人の実態に応じたきめ細かな指導を行うため、少人数で学級が編制されます。

 

例として私立学校、特別支援学級、特別支援学校と比べてみましょう。

私立の1学級当たりの平均が35人前後のところ、特別支援学級8人、特別支援学校では6人と少人数教育が行われております。

また特別支援学校の教員は、通常の教員免許に加えて特別支援学校の教員免許を持っています。様々な障害について基礎的な理解があり、また特定の障害について専門性を持った教員が子どもの指導にあたります。

特別支援学校は、小学部、中学部、高等部、どこからでも入学できますし、特に高等部では就労支援を手厚く行っている学校も多いので、卒業後のことをよく考えて選択をしてみてくださいね。

就学先を見極めるうえで一番大切なことは、障がいを持った子がのびのびと学習できる環境かどうかだと思います。実際に見学や体験をすることも可能なので、説明を聞き子どもがそこで学ぶ姿を具体的にイメージしてみることをオススメします。

子どもの特性に合わせて将来どのようなビジョンを描くか、その将来ビジョン実現のために家族で話し合い、お子さま本人の意思も大切にしながら、就学先を考えてみてはいかがでしょうか。

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