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発達障害や知的障害のお子さんのお勉強が身につく方法~褒める編~

何度も何度も「宿題やりなさい!」と言ってもやらない。宿題をしようと机には向かうも宿題以外のことをしている。
そんな我が子がどうやったら宿題ができるようになるのか、お悩みのことと思います。
今回は発達障害や知的障害のある子が宿題をするようになる秘訣をお教えします。

宿題の後にご褒美を

人間の行動は行動の後に良いことがあると維持されるか増加していきます。
この原理を使って今までしなかった宿題の後に褒美を与えていき、宿題を定着させようというわけです。
ご褒美は言葉かけががとても大切ですが、それだけでは発達障害や知的障害がある子には伝わりにくいこともあります。
なので、褒め言葉+好きなこと(おやつ、ゲーム、テレビなど)を褒美として与えていきます。

初めて始めるときかなりのお子さんが抵抗すると思います。
しかし、頑張った後に良いことがある、という経験を積んでいくうちに自然とその流れが身につきます。そして、親御さんから言われなくても宿題の後に好きなことをするという流れが定着していくのです。

発達障害がある子の褒め方のコツ

発達障害がある子には物的なごほうびと言葉で褒めることを組み合わせることがポイントです。
物的な褒美はお菓子や動画を見せるなどお子さんが好きなことをさせるといいですが、言葉で褒めることには少しコツが必要です。

①感情を読み取ることが難しい子には大げさに、感情を理解できる子にはあっさりと褒めましょう

発達障害のお子さんの中には、感情を読み取ることが難しいお子さんがいます。
そんなお子さんには、テレビショッピングのMCやアパレルショップの定員さんのように大げさに褒めてあげるといいです
しかし、言葉は大げさなのに顔はのっぺらぼうだと怖いので笑顔を忘れずに褒めてあげてくださいね。褒め言葉と同時に、ハグや頭をなでるなどスキンシップをプラスすると発達障害や知的障害がある子はより褒められている実感を得られると思います。

ある程度相手の感情がわかるお子さんや、大げさに褒められることにに慣れてしまったお子さんだとわざとらしい褒め方が効かなくなります。
そんな時は、できたことを認めてあげる方法でも十分効果があります。
例えば
「字がきれいにかけてるね」とか
「算数の足し算ができるようになったのは、自分ががんばったからだね」
などです。
とくに後者は、お子さんが自分で頑張ったことを認めている言葉です。どんなお子さんでも、自分の頑張りをわかってもらえることはうれしいことですから子どもができたことを具体的に言葉にすることを意識してみてください。

②発達障害や知的障害がある子の現状を知る

また褒めるためにはお子さんの現状を知ることが大切です。親御さんの期待するハードルが高すぎると、できないことばかりに目が行ってイライラしてしまう原因にもなります。なのでお子さんのできていること、できないこと、苦手なことをしっかり把握し、どんな小さなできたことでも褒めてあげられるようにしてください

③根気よく続けることが大切

褒めると聞くと、なんだか褒められるために宿題をするようになるのではないかと思われるかもしれません。ですが、今までの生活に変化を与えるためには宿題の後に褒めることがとても最適なのです。

また、これを続けていくうちに我が子が心から「できた!」と達成感を感じられるシーンが訪れると思います。その達成感は勉強をしようとする意欲に繋がります。ですから、「これぐらいで」と思うようなことでもその達成感を大切にし共感してあげることが宿題を定着させるための大切なポイントです。

この方法は即効性はありません。長い気持ちで根気よくコツコツと取り組んでみてくださいね。

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