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放ナビコラム

福祉避難所とは?

今回は「福祉避難所」についてお話ししたいと思います。

福祉避難所とは障がいのある方や高齢者など、一般の避難所での生活が困難な方の為の避難所です。
福祉避難所では避難された方が常に円滑に施設を利用し適切な生活環境の確保を目指しています。

福祉避難所はバリアフリーで、支援者をたくさん確保できるところという2つの条件を満たしているところが候補となります。

具体的には小中学校・老人福祉施設・障害者支援施設などです。
各自治体が支援できる人材の確保や施設の設備の確認をし避難所として活用できるようにしています。

身近な施設が多いのに福祉避難所はほとんど住民に認知されておらず、支援する側の人手不足・利用者の配慮する内容の把握が困難などの課題がたくさんあります。

福祉避難所の周知も、全国で約4分の1の自治体しか行っていません。周知をしていない理由として、一般の方が直接避難をする・受け入れ体制を作る前に避難されるなどがありました。

他には、福祉施設では通常業務と同時に行われることで人員が不足するという声もあります。前もって支援の必要な方の人数の把握を行うなど対策もされています。

福祉避難所を利用できる対象者は、「要配慮者」です。内閣府の要配慮者の定義は、「災害時において、高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する者」(災害対策基本法第8条第2項第15号)とされています。

要配慮者のご家族の方も同行可能です。福祉避難所を運営しているのは、NPO法人やボランティア団体・民間企業などで自治体が主体で行われています。

それぞれの地域で決まりが違う場合があるので、皆様のお住まいの地域の対応を事前に調べてみてください。住んでいる自治体のホームページを検索するなどしても福祉避難所の情報がない場合は、市区町村の福祉課や防災課に問い合わせをしていざという時に備えてください。

次に福祉避難所の利用の流れについて説明します。

まずは住んでいる自治体が指定している避難所へ避難してください。

指定されている避難所には多くの一般の方が集まるので、そこでの避難生活は困難になると思われます。

その場合は避難所に設置されている福祉避難室に相談をしてください。そこでは専門的なサービスが必要ではないが、配慮の必要な方が生活できます。さらに福祉避難室での生活も困難な方は、受け入れの体制が整ったら福祉避難所へ移動できます。

最近大雨による災害なども増えてきていますので、災害時に少しでも安心できるように近くの福祉避難所について調べてみてはいかがでしょうか。

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