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放ナビコラム

脳性麻痺の娘と共に〜思春期編〜

今回は中学生から高校生までの時期についてお伝えしたいと思います。

娘は右半身の麻痺が重度から中度、左半身の麻痺が軽度で補助をすれば座位から立位が出来ます。壁伝いや机等支えがある場所では伝い歩きは出来ますが、自力歩行は出来ず外出先や学校での移動は車椅子やPCWという歩行器具を使用しています。

~体つきの変化~

小学生ぐらいまでは体重もそんなに増えていませんでしたが、中学生になるとだんだん体つきも丸みを帯びてきて、女性らしい体つきになってきました。

それとともに体重も増え介助する側も体力的に負担を感じるようになりました。

お互い体が楽になるように娘の体を支えすぎず、出来る所まで手伝ってしまわないように介助してきましたが、今までの積み重なった疲れが私の体に不調として症状が出てきました。

高校卒業の事も考え色んな場所、人と過ごす事に慣れていて欲しかった為、放課後等デイサービスだけでなく日中一時支援も利用していたのですが、その中でお風呂に入れるサービスの事業所がありました。

機械浴なのですが二人のスタッフの方がついてくださり、体も頭も洗ってくれ椅子に座ったまま湯船にも浸かることが出来、ジェットバス機能もあり最初はドキドキしていた娘ですが、慣れてくるととても喜んでいました。

全介助の子どもをお風呂に入れるのは重労働です。

入浴サービスは事業所により曜日や時間指定を設けている所も有ります。

私は親だから子どもの事をするのは当たり前だと思い込んでいた時期がありましたが、介助する側が疲れ切ってしまってはどうしようもありません。

親自身もいずれ歳をとり、高齢になっていき、いつまでも介助出来るわけではありません。

ワンオペ介助にならないよう、子どもも色んな人の手助けを受けるのに慣れていた方が生きやすいのです。

~色んな事業所を使用するにあたって~

障害の特性もあり、同じ場所のみの方が落ち着いて過ごせるお子様も居るかもしれませんが、出来れば事業所は1箇所だけでなく複数契約する事をお勧めします。

私自身利用していた事業所がスタッフの人数が減り来月からサービスを中止します、と言われたことがありました。仕事をして預けているのに、急に中止となると仕事を休まなくてはいけません。

そんな時、複数契約していると他の事業所に違う曜日でも利用出来きませんか?とすぐに相談する事が出来ます。一人で留守番出来るお子様は安心ですが、出来ないお子様の場合にとって安心して過ごせる場所が複数ある事は心強いのです。

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