非認知能力って大事!
「非認知能力」という言葉を聞いたことはありますか?
保育園や幼稚園の教育目標の最終地点は同じで、簡単にいうと『人間として生きていく力を育む』ということにつながります。
この力を幼児期に身に付ければつけるほど、大人になってからの生活が安定し、幸せに生きていけるようになると言われています。
数が分かる・文字が読める・書けるといった目に見えて分かるIQなどで測れる力を『認知能力』というのに対し
IQでは測ることの出来ない力、目には見えない力を『非認知能力』といいます。
例えば、目標に向かって頑張る力や他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力などです。
どのようにすれば非認知能力は身に付くのか?
・目標の達成まで粘り強く頑張る
上手くいかないときに諦めずに「どうしてかな」、「こうやってみよう」、「これがダメなら、ああやってみよう」など、目標を達成するまで頑張る姿を身に付けるために我慢できること、感情をコントロールすることも大事な力となります。
・子ども主体の遊びで育つ
子どもの自発的な部分を大切にし、させられるのではなく、自分からやってみようと挑戦する中で育ちます。特に幼児期の中では遊びです。遊びこむ中で、やる気・意欲・粘り強さ・探求していく力が身に付きます。
・「頑張れば出来る」を積み重ねる
子どもに任せっきりにするのではなく、失敗しそうになった時には大人が「こうしたらどうかな?」とフォローに入ることで、諦めず頑張りが続きます。それを繰り返すことで、「頑張れば出来るのか!」と分かってくるようになります。
自己価値を認める「自己肯定感」も「非認知能力」を身につけていくための資質となります。「非認知能力」の土台となる自己肯定感をしっかり育み、幼児期には先ず、認知能力よりも非認知能力を身に付けていけるように子どもの主体性を大切にしてほしいと思います。
非認知能力は大人になってからの幸せな人生を送るためには欠かせない、そしてとても役に立つ力なのです。