効果的な褒め方
褒めるときのポイントとして「60秒ルール」というものがあります。
相手の良い行動の後は、60秒以内に褒めないと効果が期待できないと言うものです。
つまり、良い行動が見られたらその場ですぐに褒めるという簡単そうで難しい褒め方が必要となってきます。
あなたは1分間でどれほどの褒め言葉を書き出せるでしょうか。
実際に行ってみると褒め言葉の引き出しの少なさに驚いたり、無意識のうちにたくさんの褒め言葉を使っていたり様々かと思います。
具体的な褒めかたとしては、
1つの行動に2回以上褒める
↓
指示を行動に移せたらすぐに褒める
↓
その行動が続いたらまた褒める
繰り返し褒めることで良い行動が身について行きます。
褒め言葉が思いつかない時は、行動をそのまま表現するのも存在を認めることで良い行動が定着します。
人はチャレンジしても失敗することもたくさんあります。
その時は「努力している姿勢を褒める」「プロセスを褒める」「できていることを褒める」
ちゃんと見てるよ!と存在を認めることで、自分には価値があり尊敬される人間だと自尊心が高まり、褒められた行動が定着しやすくなります。
小さな子供やすぐに忘れてしまう特性がある場合は、言葉で褒められても何を褒められているのか伝わりにくいことがあるので、強化子(行動が強化されたときの行動の結果)として機能しない場合があります。
その場合、60秒ではなくさらに早く1秒ルールで褒めるスピーディーさが求められます。
・目を見て褒める
・笑顔で褒める
・頭を撫でる
・手を繋く
・抱きしめて褒める
など、褒め言葉にプラスアルファがあるとさらに効果的です。
どこがゴールなのか、プロセスだけでなくゴールを決めて達成感が得られる行動定着を目指し、褒める訓練を日々続けていきたいですね。