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放ナビコラム

口腔機能発達不全症

お子様に次のような行動が当てはまることはありませんか?

1.指しゃぶりやおしゃぶり、爪などを噛む癖がある
2.何かに集中したときに口が開く
3.口があいていることが多い
4.よだれが出る
5.食事をあまり噛まずに飲み込む
6.クチャクチャ音をさせて食べる
7.食べるのが遅かったり、偏食である
8.発音がはっきりとしない

これらが多く当てはまると口腔機能発達不全症である可能性があります。
腔機能発達不全症とは、「食べる機能」「話す機能」その他の機能が正常に獲得できていない状態のことをいいます。

発達特性のあるお子様は感覚の過敏さや鈍感さがあり、口まわりを拭こうとすると嫌がる、歯磨き嫌い、特定の味や特定の舌触りのものが食べられないといったお子さんは、お口の中やそのまわりに過敏さがある可能性があります。

逆に、指しゃぶりやおしゃぶりがやめられない、いつも爪やタオルを噛んでしまう、よだれが出るといったお子さんは逆にお口の鈍感さがあるかもしれません。
指しゃぶりが癖になると指が障害物になり、前歯の歯並びが噛み合わずに不正咬合(開咬)になることがあります。
また、その開咬によって口呼吸になることもあります。

『口呼吸』や『お口ぽかん』となることが多いと永久歯の前歯の生える小学生低学年時に出っ歯になり、歯並びが著しく悪くなります。また常に外気にさらされているため唾液が乾いてしまい、虫歯や歯肉炎ができやすくなったり、口の中も唾液が乾燥して、舌の上などからも口臭が発生しやすくなります。
口呼吸だと鼻呼吸ができないため食事中は口を開けた状態で、音を立てながら食べてしまうこと(クチャクチャ音)になり、同時に口が空いているために食べこぼすことが多く見られます。

しゃぶりがみられる場合はまずは声かけからはじめましょう。
お口を閉じた時、舌の先端は上についていますか?舌の正しい位置は「スポット」と呼ばれ上の前歯の裏側になります。
「下の前歯の裏側にある」「上下の前歯の裏側にある」こういった方は誤った舌の位置になりますので、お口を閉じた時は、舌の先端の位置は上の前歯の裏側につくように意識していきましょう。
また、口の周りの筋肉のトレーニングをすることで、舌や口唇の筋力アップにつながります。

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