放課後等デイサービス検索ポータルサイト

放課後等デイサービスナビ

子供たちのより良い環境のために、
良い施設情報をご提供します。

放ナビコラム

就労移行支援について

みなさんは、「就労支援」という言葉を聞いたことがありますか?

日本には高等学校を卒業した障がいをお持ちの方の就労をサポートする福祉サービスが2つあります。
それは「就労移行支援事業所」「就労継続支援事業所」です。

今回は放課後等デイサービス卒業後の進路の一つとして「就労移行支援事業所」を紹介します。

就労移行支援事業所とは

学校のように通いながら就職に向けたサポートを受けられるところです。
障害者手帳をまだとっていない方や長い間働いていなくて不安な方も通うことができます。いわば就労移行支援は就職活動の案内役というところです。

就労移行支援の流れ

・体験する

まずは、就職に向けて希望を聞き一緒に計画を立てます。それからスキルアップや就職の知識を得るための講座に参加します。
自分の可能性や生活リズムも取り戻すこともできます。

その次に「働く」ということを体験します。

就職活動の準備をしながら、様々な職種や職場で体験しどのような仕事がしたいのか希望があれば相談もできます。

・就職活動

体験の次は、就職活動です。
就労移行支援事業所が職業紹介を直接行うことができません。

主に障害者就業・生活支援センターやハローワーク等と連携し、利用者にとって最適な職場を見つけるサポートをすることが主な役割です。

移行支援事業所でこれまでに学んだことを活かして、面接など行っていきます。
就職が決まった後にも定期的な面談など定着支援もあります。
就労移行支援の最終的な目標は、就職のために必要なスキルを身につけることです。

対象者は障害をお持ちの方だけではなく、一般企業への就職を希望する方も利用可能で利用期間は原則2年間以内です。

利用自己負担月額は前年の世帯所得によって変動し、世帯収入は本人と配偶者の合計となります。
ほとんどの方が無料で利用しており、原則として賃金(工賃)の支給はありません。

その理由は、就労移行支援利用終了後の一般就労が最終目標だからです。
一般企業への就職と就労の定着を目指されている方が利用されています。

ここ最近、就労移行支援を利用してから就職される方が増えてきています。

就労移行支援の利用者は、年々増加傾向にあり年間30,000 人以上の方が利用されており、サービスを提供している事業所は全国で3,000 件を超えています。

日常生活に溶け込む身近なサービスの一つとなってきましたが、それでも就労移行支援のサービスを知らない方もたくさんいます。

お子さまの高等学校卒業後の進路の一つとしても、考えてみてはいかがでしょうか?

一覧へ戻る