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放ナビコラム

点字について

目が見えない人や、見えにくい人が指で触って読む文字「点字」をご存知でしょうか?
盛り上がった6つの点の組み合わせによって、記号や文字などを表しています。
縦が3点・横が2点の6つの点の組み合わせで、この単位を「マス」とよんでいて、左上を①の点、左の真ん中を②の点、左下を③の点、右上を④の点、右の真ん中を⑤の点、右下を⑥の点とよんでいます。

点字は左から右へ読み、全て横書きです。日本の点字には、ひらがな、カタカナ、漢字の区別はありません。
内容を誤解されないように区切りをわかりやすくするために「分かち書き」をして書きます。
アルファベットは、外字符や外国語引用符という記号をつけること表せたり、数字は数符をつけることで表すことができます。

点字を探してみると

私たちの身の回りにも意外とたくさん見つけることができます。例えば、シャンプーの容器、お酒の缶、調味料に用いられています。
洗濯機やトイレのウォシュレット、エレベーターのボタン、駅の切符販売機などでも点字が用いられています。
階段の手すり部分にも見つけることができます。シャンプーやコンディショナーの容器や調味料の容器、飲み物の缶は、似ているため、中身が何か点字を通して知ることができます。
また、階段の手すりやエレベーターにあれば、安全のための情報を知ることができます。身の回りの点字をぜひ探してみてください。

点字を書く道具点字器について

・点字盤(点字用紙をセットします)
・点字用紙(少し分厚めで、シールタイプなどもあります)
・点字定規(点字盤に点字用紙をセットして点字定規ではさみます)
・点筆(先が針状、点字を1点づつ打ちます)
・点消棒(間違えた時に点をつぶします)

読む時とは逆で打つ時には、右から左へ打ちます。
点の配置も、読む時とは逆転します。いろいろな種類がありインターネット通販などでも購入することができますので興味があれば点字を打ってみるのもよいかもしれません。
点字は目の見えない人や、見えにくい人が情報を得るためだけでなく、メモとして用いられたり、本を読む、学習、試験などにも使われたりしています。

近年は、音声をテキスト化してくれるようなアプリなども手軽にスマホなどにインストールできる世の中となり、点字を使う人、読める人が少なくなっているといわれています。
音声をテキスト化できれば、大変便利ですが、点字が役に立つ場面もたくさんあります。

視覚障害をお持ちの方だけでなく、私達も興味を持ち、知ることが大切なのではないでしょうか。

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