療育について
療育とは？
簡単にいうと、障害や特性を持ったお子様への発達を促し、自立に向けての支援をしていくことをいいます。
『療育』という言葉は「保育・教育」と「医療」を合わせて作られた言葉でした。
「治療教育」などともいわれる場合もあります。
時代と共に少し意味が変わり今は治療(医療)などが伴わない場合も、障害や特性のある方に対しての支援という意味合いで使われることが多いですが、明確な定義はありません。
障害や発達に特性のある場合、コミュニケーションの部分で他者との関わり方が上手くいかず、集団に馴染めなかったり、社会生活において適応できなかったりする場合などがあります。
また、同じ障害の方でも、その特徴の表れ方は全く別の場合もあります。
療育は個人の目標を設定し、自分のペースで継続的に支援を行うことで、身体的や精神的な自立を目指し、出来ることを増やしていくことで、生きづらさを軽減していきます。
療育を受けるタイミングについては早ければ早いほど良いと言われています。
早い段階で適切なトレーニングを行うことができれば、様々な経験を通し可能性を広げることが出来ます。
自分の特性を理解し、自分のやり方で問題を解決していく力を養え、コミュニケーション能力の向上や、社会への適応能力を高めることも可能です。
集団の中で認められること、自分のペースでも、やりきることや出来たこと、他者とのコミュニケーションを楽しむことは、大きな自信につながります。
成功体験や、自己肯定感を日常の中だけで得ることが難しい場合、療育として個人のペースで行うことで自分らしく活きいきとした人生を歩むための基盤作りにもなるでしょう。
療育を受けれる場所は
・療育センターや障害児支援センターなどの療育施設
・放課後等デイサービス
・児童発達支援
などです。
気になることがあれば、できるだけ早めのご相談をお勧めします。
