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発達障害の理解と支援

発達障害の多くが知的障害を伴わないために、本人の性格の特徴などと誤解され、障害が見落とされやすい傾向があります。
その結果、思春期以降の不登校、非行などの二次障害が引き起こされて初めて、その存在に気づかされることも少なくありません。
子供の場合、家族への支援はもとより、当事者の視点に立った発達障害の理解が、本人を取り巻く環境も含めて実施されることが、本人の生きづらさの改善支援に重要となります。

発達障害児への様々な支援

発達障害児には様々な支援があるので、数個ピックアップしてみます。

○療育
療育という言葉は、知的障害、身体障害など何らかの障害がある子供に対する治療的、教育的、福祉的支援の意味で使用されています。

近年、発達障害や学習障害、また障害が確定していない子供も療育を受けることができるようになったりと、療育の対象者の範囲や概念は発展、拡大しています。

また、対象児の能力改善とエンパワーメント、家族への育児支援、地域での生活を保障する地域支援なども含む広い概念として発達支援が提唱されています。

○特別支援教育
文部科学省がこれまでの特殊教育の対象の障害だけでなく、学習障害(LD)、注意欠陥多動症(ADHD)、高機能自閉症も含めて、障害のある児童生徒に対してその一人一人の教育的ニーズを把握し、当該児童生徒の持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善または克服するために、適切な教育や指導を通じて必要な支援を行うものという方向性を示し、特殊教育から現在の特別支援教育へ体制が変換されています。

○認知行動療法
通常、適応的に行われている自分が置かれている状況に対するものの受け取り方や考え方に関する認知の偏りを修正し、ストレスの要因となっている問題解決を手助けすることによって治療することを目的とした精神療法のことです。

○ソーシャルスキルトレーニング(SST:社会生活技能訓練)
ソーシャルスキルトレーニングとは、社会生活の中の主に対人接触に関わる状況に応じた適切なストレス回避や認知、行動様式を段階を経て学んでいく認知行動療法のことです。

他にも様々な支援の方法がとられていますが、これからますます新たな支援体制がとられていくことに期待し、またその原動力になりたいと思っています。

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