絵本って大切!
子どもの頃、絵本をよく読んでいました。特に大好きだった絵本はボロボロになっても捨てずに何度も何度も繰り返し読んでいました。
大人になってからも暖かみのある絵本のイラストに癒されることがあります。
絵本は、子どもが初めて出会う本です。
自分で絵を見ながら読んだり、周囲の大人に読んでもらい、繰り返し聞いたり言ったりすることで、語彙力が豊富になったり絵本の文章を覚えてしまうことで、言葉で表現する力が育っていきます
。また、絵本を読んでもらうことで文字に関心を持つようにもなります。
さらに、絵本を通して子どもの知的好奇心を育て、絵本を見る、話を聞くことで想像力が養われ、豊かにもなっていきます。
また、絵本の世界の中で、登場人物と共に追体験することで感動する心が育成されていきます。
このように絵本は、子どもの成長発達にとって大きな意味があります。
自身の子どもの頃を思い返してみると、童謡や昔話をたくさん読んでもらい、話を覚えると次はそれを自分で読んで聞いてもらったりしていました
。話を覚えていない本でも絵を見ることでこれは怖い話かもしれないと想像してみたり、プリンセスが登場するお話ではこんなドレス着てみたいなーと自分でドレスの絵を描いてみて楽しむこともありました。
現在ではデジタル書籍などが普及し、本自体を手に取ることが少なくなってしまっていますが、大人になっても本を読むことが苦ではないと感じるのは、子どもの頃にたくさん本を読んだ経験が確実に影響しているのではないかと思います。繰り返し絵本を読んでもらうことで字を読むことに興味を持ち、繰り返し自分で読んだり誰かに聞いてもらうことで絵本を読むことの楽しさを知ったと思います。
絵本は、子どもの成長にとって大切な役割を担っていると考えます。絵本で言葉や文字を学んだり、想像力を養ったり豊かになっていくのに加え、食事をする、服を着る、歯を磨くなど、生活習慣の仕方や大切さを学ぶことが期待できると思います。
また、友だち付き合いなどの人間関係の築き方を学ぶことも出来るのではないかと思います。
保育現場や図書館などで絵本を読むことも、一人ではなくみんなで絵本を読み聞かせてもらうという、みんなで時間や空間や気持ちを共有することにより集団で活動するときのルールなど大切さを学んでいくことができるのではないでしょうか。
子どもが成長・発達していくにあたり、絵本は重要な役割を担っており、これらの経験をしていくことで相手の気持ちを考えて行動することができる人間へと成長していけるのではないかと思います。