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放ナビコラム

自閉症の特徴 1

-社会性の障害、コミュニケーションの障害-

自閉症は・・・

①人と関わることが不得意

②コミュニケーションスキルの弱さ

③想像することの苦手さが基本的な特徴です。

今回はこの特徴を3回に分けて説明していきます。

①社会性の障害について

自閉症のお子さんは、他者への興味・関心が弱く、人と関わることが苦手なお子さんが多いです。

言葉をしゃべられない赤ちゃんでも、親や保育士からの注目や関心を引こうと、目を合わせ微笑み、「きゃっきゃっと」声を出します。これらの行動は、人と関わる第一歩です。

しかし、自閉症の障害があると、人と目を合わせることが苦手なお子さんもいますし、他者から注目を得ようとする行動(人の名前を呼ぶ、身体をトントンと叩くなど)をしないこともあります。

自閉症児に時々見られる、大人の腕を取り自分がほしい物を取るように促す行動を「クレーン現象」と言いますが、これは他者を意識しているわけではなく、自分がほしい物を取るための手段として行っています。

また、私たちが当たり前にできている、食事、排せつ、衣類の着脱などの身の回りのこと、遊びや勉強、さらには人とのかかわり方は親や周囲の大人が言葉で教えているだけでなく、子ども自らが大人またはお友達がしていることを見て真似することで身につきます。

つまり人への関心が様々な行動の学習に繋がると言えるのですが、人への興味関心が少なく、様々なことを学ぶ機会がすくないため、うまくできないことが多いのです。

また、親や保育士・指導員とは遊べるし、会話もある程度成立するのに、子ども同士になるとそれが難しくなるお子さんもいます。

大人は子どもの能力に合わせて関わることができますが、子ども同士となるとそうもいきません。

定型のお子さんでも年齢が低ければ低いほど、思い通りにいかないと癇癪を起す、叩く、噛む、物を投げる等、言葉ではなく行動や態度で思いを伝えようとしますが、自閉症のお子さんには、人の「怒り」の感情に敏感で不安を感じ、大きな声は不快に感じることがあるため、自らお友達を避けてしまうこともあるのです。

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