高校卒業後の生活について
特別支援学校の高等部へ進学後、卒業後の進路が決定するまでどのような流れで進んでいくのでしょうか?
今回は高等部3年間の流れについてお話ししたいと思います。
1年生
学習会、見学、実習
職場施設見学、市役所・公的機関等での体験実習等を経験し、将来の進路についてイメージ作りを図っていきます。
学校にて企業や福祉事務所の方の話を聞いて、自分に合いそうな興味のある施設へ実習に行くことができます。
実習の最終日は、生徒・保護者・学校の先生・施設の方と反省会を開き、実習の振り返り活動の評価をいただきます。
2年生
企業、福祉事務所、将来の進路希望先に繋がる所で体験実習を経験します。
将来の進路についてのイメージが、1年時よりも更に具体的なものになっていきます。
一般就労希望者は「在校生職能評価」を受け、就労の可否も調べていきます。
3年生
春に学校にて進路相談を行い、進路実現に向けて取り組んでいきます。
進路希望先の企業や福祉事務所での実習に取り組んだり、職業訓練校を受験したりします。
一般就労希望者は「在校生職能評価」を受け、どんな職種が、適職なのか探っていきます。
このように3年間の間に段階を踏み、自分にとってどんな所が合うのか探していきます。
一般的に「就労継続支援」や「生活介護」を利用し一時支援も利用する場合、
一週間を通し1つの施設へ行けるのか、2箇所と複数に分けるのか考えなければいけません。
施設には定員があり、月曜日から金曜日まで、5日間同じ施設に行けるかわからないからです。
実習中お子様の様子(疲れ具合、やる気、喜んで行けるか等)をよく観察し、どういう施設が合うのか考えていきたいですね。