「放課後等デイサービス」の「等」ってなんだ??
今日は放課後等デイサービスの名称についてお話させていただきます。
まず、「放課後等(ほうかごとう)デイサービス」について簡単にご説明すると、障がいをお持ちの小学1年生から高校三年生までを授業の終了後に療育を行う施設です。
デイサービスというと、ご年配の方の行く施設だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、障がい児の学童のような場所とお伝えすると分かりやすいでしょうか。
その「放課後等デイサービス」は略して「放デイ」と呼ばれたり、「等(とう)」なしで「放課後デイサービス」と呼ばれたりします。
すべて同じサービスを指しており、正式な名称は「等」ありの「放課後等デイサービス」です。
しかしながら、正式名称ではない「等」のない「放課後デイサービス」で記憶している方が多いのが現状です。
インターネットの検索では、正式名称の「放課後等デイサービス」よりも、「等」のない「放課後デイサービス」での検索の方が多いです。
事業所側はSNSなどでハッシュタグをつける場合に閲覧者の検索にヒットしやすいように「放課後等デイサービス」「放課後デイサービス」の両方につけている場合があります。
そもそも「等」が無い方がスッキリしていて覚えやすいではないか!と思われる方もいらっしゃると思います。
私も放課後等デイサービスの言葉を知った時には、「等(とう)」と読むのか「等(など)」と読むのか?からはじまり、働きはじめたころには電話応対などの際に「等」が言いづらく感じておりました。
ではなぜ、わざわざ「等」が付いているのでしょうか?「放課後等デイサービス」の「等」とは?
「等(とう・など・ら)」の漢字の意味としては、色々な意味がありますが、複数を表す場合に使われる場合があります。
「放課後等デイサービス」は、放課後だけではなく、行事などの代休の日は丸一日、学校がお休みの土曜日、祝日、長期休暇(夏休み、冬休み、春休み)などもサービスを行います。
ここまでお読みいただくと、もうお気付きの方もいらっしゃると思いますが、サービスを行うのが放課後だけではないので、その意味を含めて「放課後等デイサービス」となっているのです。
意味さえ分かれば、なるほど!っと納得ですね。
まだ「放課後等デイサービス」という言葉を初めてきかれる方も多いと思いますが、これからますます需要が多くなり、身近になりつつある言葉だと思います。
皆さまに広く「放課後等デイサービス」が知れ渡り、またその中で、正式名称は「等」があると覚えていただけたら、放課後等デイサービスに関わる私達としては大変嬉しく思います。