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私の子どもの言葉が遅れていたらどうしたらいいの???

1歳半検診や3歳児検診で言葉の遅れを指摘された。

3歳になっても赤ちゃんのような言葉しかでてこない。

お子さんの言葉の遅れは様々なきっかけで気づくと思います。そして言葉の遅れに不安を感じることでしょう。
今回のコラムは「言葉の遅れについて」と「ご家庭でできる言葉の理解と発語を促すためのポイント」をお伝えいたします

言葉の遅れの原因は?

言葉の遅れで考えられる原因は、難聴で耳が聞こえない場合があります。
言葉を発するために必要な脳の発達に遅れがあると、言葉を理解することができても自分で発することに時間がかかることもあります。
発達障害や知的障害が原因の場合は、言葉に興味を示しません。また相手の表情や態度を判断する能力は言葉を理解するために必要なスキルですが、興味が少なく言葉が遅れる原因です。

言葉の発達を理解しましょう

ご家庭で言葉の遅れに取り組むために、まずは人がどのように言葉を獲得するか簡単に説明します。

①泣き声から喃語(0歳ごろ)
泣く声や喃語は言葉を獲得するために必要なスキルです。

②指差しと初語(1歳ごろ)
初語とは最も早くに現れた意味のある言葉のことです。それと同時に指差しを行い自分の要求を伝えようとします。

③一語分を使いだす(1歳ごろ)
初語が出ると「マンマ」や「ブーブー」などの単語が出始めます。

④二語文を使いだす(1~2歳)
この時期からたくさんの言葉を習得します。また「マンマ ちょうだい」「ワンワン いるね」などの二語文も使用する時期です。

⑤文を組み立てられるようになり、会話が増える(2歳後半~4歳)
2歳後半ごろには「落としたから壊れた」「がんばったのにできなかった」のような接続助詞が使えるようになり、3歳ごろには「そして」「だから」「それから」の接続詞を使って文を組み立てまとまりのある話ができるようになります。

⑥ 会話の質が深まり、書き言葉への関心(5歳すぎ)
会話はより一層促進され、日常生活の中にある文字や記号に興味を示し、自分の名前や簡単なひらがなを読み書きできるようになります。

言葉の遅れがある子どもに家庭で接する時のポイント

障害を抱えていても言葉の獲得の順番が飛ぶことや、前後することはありません。つまり、一語分が出ていないのにいきなり文を組み立てて話すことはできないと言うことです。
もしご家庭で言葉を促すのであれば、お子さんがどこまで獲得しているのかを見極めることが大事です。

言葉を理解することが難しい子どもに、長い文章で説明しても余計に混乱するだけです。ポイントはある程度の大きさではっきりとゆっくり伝えてあげることです。そして言葉の理解を促してあげましょう。

話すことを促す場合はまず指差しや目線を合わす練習をします。できたらたくさん褒めてあげることで、要求を伝えると良いことがあるという経験をたくさん積めるように接してみてください。また、大人が見本を示し真似をさせることも効果的です。

焦るあまり、言葉の訓練を強制させることで言葉を発することが嫌になってしまう可能性もあります。周囲にとらわれず小さな変化を見逃さず、出来たことをたくさん認めて褒めてあげることで、言葉を理解すること、言葉を話すことが楽しいと思える経験がたくさん積めるように接してみてくださいね。
また、親御さんだけで言葉の理解を深め促すことには難しさがあります。療育機関では言語訓練にも取り組んでいると思いますので、プロに相談し提案されたことを取り組むこともお勧めします。

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