放課後等デイサービスと日中一時支援の違いは?
「放課後等デイサービス」と「日中一時支援」についての違いをご存知でしょうか?
名称やサービスをご存知の方はいらっしゃると思うのですが、サービス自体が似ている、どこが違うのか具体的には分からない、と思っている方が意外に多いのではないでしょうか。どんな違いがあるのでしょうか?
両方とも障がいを持っているお子様や発達に特性を持っているお子様が利用出来るサービスです。
2つのサービスを下の表で比較してみましょう。
※人員基準は基準であり、実際の利用者に対して人員の割合は施設によってさまざまです。
放課後等デイサービスは児童福祉法という法律で定められており、個別支援計画を立てて療育を継続的に行っています。
レスパイトケア(ご家族の息抜きのような)の役割もありますが、お子様の放課後の居場所やお子様にあった療育をすることでお子様の発達を促していくという役割もあり、通えるのは受給者証を持っている就学児(学校に通っている)となっています。
時間は放課後、代休、長期休暇(夏休み、冬休み、春休み)や土曜日祝日(施設によりけり)などで学校終わりから17時半前後、休みの日は10時前後から17時半前後などで延長や遅い時間の設定がある施設もありますが、だいたいは夕方までとなります。
それに対して日中一時支援は、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)地域生活支援事業に位置づけられていて、各自治体の任意事業となります。
また、ご家族の負担の軽減やレスパイトケアの役割が大きく利用は一時的で、療育をするのではなく、活動の場の提供をし、見守りながら楽しく過ごします。(社会に適応するための日常的な訓練や支援はあります。)
日曜日も利用が出来たり、夜の18時以降でも利用が出来たりする場合があります。1〜64歳が利用可能です。
2つのサービスの違いはお分かりいただけたでしょうか。
どちらのサービスも受給者証が必要となりますが、別々の受給者証になりますので、それぞれに対して申請を行いましょう。
また、放課後等デイサービスと日中一時支援は実は同じ日にも利用することが可能です。(各市区町村の自治体によって異なる場合があるのでお問い合わせください。)
2つのサービスの役割や内容を理解した上で、時と場合によって使い分けが出来そうですね。
お子様にとってもご家族の皆さまにとっても、うまく利用が出来ると良いですね。