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WISCについて

子育てをしていく中で、「他の子に比べると発達がゆっくりな気がする」「得意なことと苦手なことの差が激しい」など、子どもの発達について気になるという保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそのような際に活用されるWISC(ウィスク)検査についてお話していきます。

WISC(ウィスク)検査とは、子どもの得意・不得意などの発達のバランスを知るための検査の1つであり、子どもの知能を測定し、客観的な数値で子どもの状態を知ることができます。

では、WISC検査の内容や対象の年齢、受けられる場所についてご紹介します。

WISCの内容

WISCには何種類か存在しますが、日本で一番普及して使用されているのがWISC-Ⅳになります。
WISC-Ⅳでは全体的な認知能力を表す全検査IQに加えて、「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」の4つの指標をそれぞれ数値化した結果が見られる検査です。

検査は1~2時間程度の時間で、公認心理師や臨床心理士などの専門家が受検者と1対1で行われ、その目的は、子どもの得意なことと苦手なことを把握し、子どもに合った関わり方やより伸ばすと良いポイントを知ることです。

WISC-IV知能検査は10種類の基本検査と、必要があれば行う5種類の補助検査の合計15種類の検査で構成されています。
検査の結果、上記の4つの指標得点を合わせた5つの合成得点を知ることができます。

合成得点とは、評価点の平均を100とし、その上下のばらつきを割り出したものです。
5つの合成得点の差が大きければ大きいほど生きづらさも大きくなると言われており、合成得点からは子どもの知的発達の状態をより多方面から把握することができます。

WISCの対象年齢

WISC-Ⅳは児童用の知能検査で5歳0ヶ月?16歳11ヶ月の子どもを対象としている。

また他にも、
幼児用としてWPPSI-ⅢⅣ…対象年齢:2歳6ヵ月~7歳3ヵ月
成人用としてWAIS-Ⅳ…対象年齢:16歳0ヵ月~90歳11ヵ月があります。

WISCを受診できる場所

WISCを受診できる場所は、

・医療機関(児童精神科、小児科)
・教育支援センター
・民間施設(カウンセリングルーム、心理相談室など)

などが挙げられます。ただ必ずしも受けられるわけではないので事前に電話などで問い合わせすると良いでしょう。

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