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放ナビコラム

イヤイヤ期について

イヤイヤ期とは、2歳前後の子どもが「イヤだ!ダメ!」と自己主張が強くなってくることを指します。
「魔の2歳児」とも言われ、自我が芽生えるようになり、今まで両親に言われるがままされるがままだった状態から自立しようとする一歩を踏み出しているのです。

一般的には、3歳頃になると落ち着いてくるようになり、4歳になる頃にはイヤイヤ期が知らない間に終わっていたという方が多いです。

ところが、このイヤイヤ期は子どもの成長過程でとても重要な時期です。身体もぐんぐん成長し、スポンジのように吸収していきますので、イヤイヤ期がきたということは子どもが順調に育っている証です。

ただ、このままわがままな子に育ってしまうのではないか、協調性がない子になってしまうのではないかと、不安を覚えることもあるかもしれません。

しかし、イヤイヤ期の子どもの甘えを周囲の方が受け止めてあげることで、自己肯定感が高まり、自分に自信が持てるといわれています。
自分に自信がある子は、積極的にチャレンジし失敗してもまた立ち上がって挑戦できる人となります。

頭ごなしに怒るのではなく、甘えを受け止めてあげるのも良いかもしれません。
夢中になっている子どもに「ご飯を食べよう」「寝る時間だよ」と言葉で促しても、「ヤダ!」と言われて、結局強引にさせてしまうことも・・・本当は、子どもお母さんも気持ちよく次の行動に移りたいですよね。

そういう言う時は、遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか?
綱引きのパントマイムのように子どもを引っ張るまねをしたり、シンプルな遊び『かくれんぼ』や『いないいないばあ』を取り入れて誘導したり、おもちゃの片づけを競争したりとお母さんも一緒に遊びながらだと、子どももすんなりお母さんに引き込まれていきますよ。

もう1つは、時間に余裕を持つことが心の余裕に繋がります。
なるべく子どもが自分でやりたい!と言い始めたことは、本人の納得がいくまでさせてあげたいですよね。
とはいえ時間には限りがありますし、いつまでも子どものペースに合わせられません。

区切りを決めて前もって「ここまでね」と伝えておくことで、スムーズに次の行動に移れるようにしておくと良いですよ。

言葉が未発達で、自分の気持ちが言葉で表現できない分、お母さんが「そうか、こうしたかったんだね」「こういう気持ちだったんだね」と気持ちを代弁してあげましょう。代弁してあげることで、お互い気持ちが落ち着いてきます。

最初に気に入らないことがきっかけで泣き始めても、ヒートアップしてしまい子ども自身も泣いている理由がわからなくなってしまうもの。
お母さんも泣きわめく子どもにカッとなってしまう気持ちをぐっとこらえ、一緒に気持ちを共有していきましょう。

「褒め」を大切にする

イヤイヤ期が続くと、つい叱りたい気持ちばかりが先行してしまいます。もちろん、いけないことをした時は叱ることも大切です。しかし、もし褒められるタイミングがあれば褒めてあげることも意識しましょう。

叱ってばかりだと、子どももやはり嫌な気持ちになってしまいます。褒めてあげることで子どもの自尊心を育ててあげましょう。また、叱ってばかりだとお母さんも嫌な気持ちになってしまいますよね。積極的に褒められることを見つけて褒めることで、お母さんも安定した気持ちになることができます。

たとえば、いつもはイヤイヤということがすんなりできた時や、頼んでもない時にすっとお手伝いしてくれた時など、日常に潜む小さな良いことを見つけてあげて、褒めることが大切です。

そして、イヤイヤ期に対処する時に、ついつい1人で抱え込んでしまっていませんか。もしかすると、普段の育児がワンオペになっていて、周囲に助けを求めることが難しいのかもしれません。「イヤイヤ期くらいで、他の人に頼るなんて・・・」と思っている方もいるでしょう。

しかし、イヤイヤ期は本当に大変な時期です。「こんなことくらいで・・・」という心の枷を外して、積極的に他の人の力を借りるようにしましょう。パートナーに話を聞いてもらうだけでも、気持ちが変わるかもしれません。また、ご両親はあなたのイヤイヤ期も体験しているはずなので、そこで得た知見やアドバイスをもらえるかもしれません。保育所などに子どもを預けている場合は、そこの保育士さんに話を聞いてみるのも良いでしょう。

子育てに関する悩みを1人で抱える必要はありません。
どんな些細なことでも、まずは他の人に話してみることから始めましょう!!

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