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放ナビコラム

子どものコミュニケーション力

学校や社会で、重視されるようになってきているコミュニケーション力。

しかし、現実は少子化・核家族化で会話をする機会が減り、コロナ禍で友達と会う機会が失われ、
スマートフォンやタブレットを片手にSNSやゲームを通した会話が増え、会話が苦手な子どもが増えています。

また、世代を超えた、違う考え方の人との会話に戸惑う子ども達も増えています。

コミュニケーション力とは

・相手の意図を理解できる
・自分の思いを伝えられる

コミュニケーションとは、一方通行ではなく、双方向であることを理解することが大切です。
相手の意図を理解するためにまずは、「傾聴する」ことです。
「相手の話を聞く姿勢をもつこと」です。

朝、学校に行く前に
「帰ってきたら学校であったことを教えてね」
と送り出してあげましょう。

今日、友達や先生とどんな話をしたのか
家に帰って、お母さんやお父さんに話そうと思うと

先生や友達との会話を「注意深く聞く」「理解しようとする」
そんな習慣が身に付くはずです。

家庭で双方向を体感
夕方、帰宅後に子どもに、学校であった出来事(授業や友達と遊んだこと)を聞いてみてください。

夢中になって、今日あった出来事を話出すでしょう。
夢中で自分のことを話すだけでは、双方向とは言えませんよね。

お母さん、お父さんも子どもに今日あった出来事を話してみましょう。

順番に、「お母さん、お父さんの話も聞いてね」と互いに話をしたり、聞いたりする習慣が身に付くはずです。

リアクションをとる

会話をする上で重要なポイントは、リアクション(態度)です。

・頷く
・話を聞く時に相手の方を向く
・あいづちを打つ(「うん」・「わかる」など)

「私はあなたの話をちゃんと聞いていますよ」と相手に態度で示すことです。

親が、スマートフォンやタブレットを片手に

「ながら聞き」では子どもは、話をちゃんと聞いてくれていないと察知します。
リアクションは、コミュニケーションのベースとなる重要な要素です。

気持ちを確認する(聞いてみる)

話の理解度を共有

私はこう理解したけれど、あなたの言いたいことと一致している?と確かめることで理解を深めることが出来ます。

また、子どもに「あなたの話を理解したい」と伝えることにもなります。
気持ちを共有することは、円滑なコミュニケーションにつながります。

・気持ちを引き出す

「はい」・「いいえ」で終わらない会話を心がけることも大切です。
お母さん、お父さんから「今日こんなことがあって嬉しかった」と話を切り出し、「あなたは今日、どんなことがあったの?」と子どもに問いかけてみてください。
気づきや表現方法を促すことが出来ます。

子どもの思いや意見を引き出せるような会話につながるはずです。

スモールステップ
まずは、少数の友人とコミュニケーションがとれるようになることを目指して少しの時間でもいいので子どもが興味をもっていることや、好きなことについて親子での会話から始めてみましょう。
家族団らんの時間が増え、コミュニケーション力を日常の生活の中で養えるそんな生活スタイルを生み出すことが出来ると思います。

内気な子どもや口下手な子どもが、「聞き役」(聞き上手)として相手から信頼されることもあります。

「話す」だけがコミュニケーションではないことを親子で共有することも大切です。

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