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放ナビコラム

ABAについて

皆様は「ABA」をご存知でしょうか?

近年の子育てでは、ほめて伸ばそう!
正しい行動には反応して、してほしくない行動には消去(無反応)で対応しよう!など耳にした事はないでしょうか?

実はこれが、「ABA」なのです。
人の行動には反復学習機能というものがあります。
行動によって与えられた刺激(結果)を求めて同じ行動をするということです。

例を挙げるとすれば、子供がお母さんの気を引きたくて「おかぁさ~ん!」と呼びます。
しかしお母さんは夕食の支度で忙しく、返事もおざなりに、「なに?ママ今忙しいの!」と言って見向きもしません。
そこで子供は寂しくて大きな声で叫びます。
その結果、声に反応したお母さんは慌てて子供に駆け寄り「どうしたの?」と優しい声をかけ、抱き上げ、トントンしてくれます。

この後の展開、皆様はお判りでしょうか?
次からその子供が母親を呼ぶときには泣き叫ぶようになります。

本来は正しい行動をとった時こそ、大げさなくらい褒める必要があります。
正しい行動を行えば、周囲の大人が褒めてくれる、認めてくれる、うれしい気持ちになる。
こう感じることで子供が正しい行動を自発的に行ってくれるようになるのです。

この手法は、障がい福祉だけに留まらず、子育ての方法としても幅広く活用されています。
ぜひ皆様にも活用していただきたい方法ではあるのですが、よく子育て中のお母さまからご質問を頂くなかで「褒め方がわからない、いつ褒めたらいいの?何を褒めたらいいの?」このような質問をよく耳にします。

まじめなお母さまほど考えすぎて悩み、迷子になってしまうことが多いんですね。
回答はいたって簡単なんです。
いつでも褒めていいのです!
かわいいね!だいすきだよ!元気いっぱいだね!
親指を立ててグットポーズでも大丈夫なんです。

大切なことは、見てほしい人や褒めてほしい人が自分を見守ってくれている、
好きでいてくれている。と感じることで子供は自然と良い子でいたい、ほめられる存在でいたい!と思い行動してくれるのです。

愛情なんて言葉にしなくても、態度に出さなくても伝わるだろう、そう思っていませんか?

言葉をこれから身に付けていく子供は特に、表情やその人の感情オーラを敏感に感じ取るため、できる限りの言葉で愛情表現を伝えたり、表情はもちろん、全身を使って視覚的にも伝わるような態度に出して褒めてあげる必要があることをぜひ理解して欲しいのです。

皆様の子育てがより一層の幸せな物になりますように願っております。

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