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OCD(強迫性障害)ってなに!?

「手が汚いんじゃないか」「鍵を閉めたかしら?」など
手を洗う行為や鍵が閉まっているかを確認する行為がなかなか止められないということはありませんか?

止められなくなって日常生活や学業、仕事に影響が出てしまっている場合、強迫性障害の可能性があります。

強迫性障害は思春期後半や成人期の初期に発症しやすく、成人40人に1人にみられる意外に身近な障害です。
原因はまだ明らかになっていませんが、脳の中の神経伝達物質の調節障害や、脳のある部分の活動性の異常が影響していると言われています。

男性より女性でわずかに多くみられ、人口の約1~2%が発症します。
平均すると、強迫症は19~20歳ごろから始まりますが、14歳未満で始まる症例も25%以上を占めています。
強迫症患者の最大30%では、 チック症の既往または併発がみられます。

強迫症は、現実との接点を失う精神病性障害とは異なります。
強迫症は強迫性パーソナリティ障害とも異なりますが、どちらの病気の患者もしっかりしていたり、頼りになったり完全主義者であったりするなど、共通する特徴がみられます。

OCD(強迫性障害)の症状

強迫性障害の症状は大きく「強迫観念」と 「強迫行為」に分けられます。
自分で考えたくもない内容の考えが、繰り返し浮かんできて中々消せない(強迫観念)と、不安になりますよね。

その不安を打ち消すためにする行動が強迫行為ですが、長期間続くと習慣化し強迫観念が意識されない場合もあります。
具体的には以下のような症状がありますが、他にも様々な症状の様式があります。

また、症状はストレスがかかったときに悪くなると言われています。

* 汚い感じがして、何度も手を洗う
* 何度も家に戻って戸締りや火の元の確認をする
* 他人に誤って危害を加えたのではないかと繰り返し心配する
* 何かをぴったり、しっくりするまでやらないと落ち着かず、 回数や時間がかかる
* 確認し安心するため、身近なひとを巻き込んでしまう

以上の症状で思い当たるところがあれば早めに治療を始めるほど回復も早いと言われていますので、無理せずに専門機関に相談しましょう。

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